日本語教師とは、日本語を母語としない人に日本語を教える先生のことです。
日本語が話せるからといって、日本語を教えられるわけではありません。外国語として学ぶ人にどのように教えたらよいかを総合的に学ぶのが日本語教師養成講座です。
世界中で日本語を学ぶ人、日本で生活する人の数は着実に増え、日本語教師の働く場は世界中にひろがりつつあります。 それに伴い、日本語教師の需要も増加し、日本語の理論と実践、コミュニケーション能力を身につけた国際感覚豊かな日本語教師が求められています。
日本国内はもちろん、世界各国で、IAYの修了生の皆さんが日本語教師として活躍しています。日本語学習者の成長が見られる、やりがいのある仕事です。
日本語を仕事にしたい方、仕事と家庭を両立したい方、 定年退職後は人生経験を活かした仕事がしたい方、将来は海外で暮らしたいと思っている方、国際交流ができる仕事やボランティアを目指す方など様々なニーズの方が日本語教師を目指しています。
幅広い世代の方たちが活躍中です!
日本語母語話者は普段意識せずに日本語を使っていますが、外国語として学ぶ外国人は、日本語のルールを体系的に学習していく必要があります。
学習者の誤用や質問に対して、理由と共に説明できるようにするため、日本語のルールを学んでいきます。
音声器官や発声のメカニズムを学習した上で、日本語の音の仕組みについて学びます。
また、日本語の特徴が現れる、拍(モーラ)と音節の考え方や、アクセント、イントネーションなどについて学びます。日本語学習者にとって、どのような音が難しく感じるのかを体感し、音声の指導法を考察します。教科書の内容の分析、目標、提出項目を把握し、授業計画を立て、実践する力を養います。
模擬授業や教育実習を体験し、実践的な能力を身に付けます。初級から上級までのそれぞれの学習者の日本語レベルに合わせた適切な指導法を学びます。また、授業の目標に沿った有効な教材、教具の作り方、活用の仕方を学ぶ授業も体験し、実習や演習の授業に活かすことができます。日本語母語話者は普段意識せずに日本語を使っていますが、外国語として学ぶ外国人は、日本語のルールを体系的に学習していく必要があります。
学習者の誤用や質問に対して、理由と共に説明できるようにするため、日本語のルールを学んでいきます。
修了生の声
一度は海外で生活して仕事を持ちたいと学生時代から思っていました。日本語教師は異国の文化に触れ、外国語を習得できる一石二鳥以上の資格ですね。元々外国語にも興味があったので英語、タイ語も今学習しています。また今まで知らなかった日本のイメージや日本語の機能を再発見することができ、日々勉強になっています。
Q2.今はどのようなクラスを担当していますか?タイに在住して2年半になります。来て2年間はタイ人経営者の日本語学校で「みんなの日本語」を使用し直接法で指導しました。またその間、タイ随一のエリート校 RAJINI LENG高校で日本語特任講師として指導しました。現在はタイ最大の日本語教育機関、泰日経済技術振興協会(TPA、タイ語名称ソーソートー)にて年間1万3千人の学生の指導に当たっています。ここでも「みんなの日本語」を中心とした教材で、会話演習と応用を中心に指導しています。またタイTOYOTA社、YAMAHAモーターズ、NISSAN、HONDA等の日本資本の会社技術社員への日本語指導に定期的に携わっています。タイは日本語教育が盛んで人気があり、たくさんの日本語学校があり、日本料理や音楽、映画もタイ社会の文化に溶け込んでいます。
Q3.日本語教師はどんな仕事ですか?日本語教師のやりがいは、生徒の上達ぶりに驚かされ、生徒の将来の希望の手助けができることですね。私の学校では目的意識がはっきりした学生(留学、日系企業就職、大学で副専攻など)が多く目的意識が高く感心させられます。またタイ語で教師はクルー(語源はサンスクリット語のグル:尊師)を意味する言葉で教師自体の社会的地位が高いので、生活する上で不快になったことは一度もありません。
Q4.IAYの養成講座で学んだことは、どんなところで役立っていますか?IAYで学んだことで一番良かったのは「模擬授業」でしょう。日々の学習の成果を披露すべく、あれやこれやと創意工夫して、生徒役の先生やクラスの仲間たちに厳しい質問を浴びせられたのが、昨日のことのように思い出されます。でもその経験が、今異国で指導する上でとても役に立っています。今現在でも失敗する時もあります。そしてIAYの仲間たちのアイデアを少しばかり盗んで(笑)自分の授業に取り入れることもあります。
Q5.これから日本語教師を目指す方にメッセージをお願いします。これからIAYで日本語教師養成講座を受講される皆さんは初志貫徹、何事も恐れす夢に向かって前進してください。そして世界の色々な場所で活躍されることを祈っています。いつか、どこかの学校でお会いしましょう!
あまり覚えていませんが、昔から言語が好きだったので。
Q2.どのようなクラスを担当していますか?ロシア連邦イルクーツク国立言語大学東洋語学部日本語学科で教えています。今年度は3年生から5年生までの会話、読解、文学などを担当しています。
Q3.日本語教師はどんな仕事ですか?学生が苦労しつつも、いろいろなことを覚えてくれると、こちらもやりがいがあります。彼らが将来、日本とロシアの架け橋になってくれると嬉しいですね。
Q4.IAYの養成講座で学んだことは、どんなところで役立っていますか?いろいろな角度から日本語を勉強できたのがよかったです。音声学や教授法が楽しかったですね。実習で教材を作ったこともよく覚えています。全て役に立っていますよ。
Q5.これから日本語教師を目指す方にメッセージをお願いします。日本語教師はやりがいのある仕事です。本気で続けて行くなら、武器は1つでも多いほうがいいと思います。武器というのは外国語やIT・コンピュータの知識、社会経験、書道、スポーツなどなど、どこで何が役に立つかわかりません。私も苦労してるのであまり偉そうな事は言えませんが・・・。でも全てが役に立つと思います。お互いにがんばりましょう!
採用する教育機関により条件は異なりますが、下記のうちの1つを満たしていることが求められることが多いです。
・文化庁届出済みの日本語講師養成講座420時間以上を修了していること。